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外壁塗装の塗料の種類にはどんなものがある?

外壁塗装に利用する塗料には、たくさんの種類があります。
塗料の成分には結合剤・溶剤・添加剤・顔料などがありますが、それらの配合によって性質・性能が変わります。
塗料の目的は、外壁の表面を保護するための塗膜を形成しビジュアルをよくすることですので、その用途によって使用する塗料をチョイスします。

かつては天然の鉱物を溶かして原料にしていましたが、現在は石油化学技術が発達したことにより、アクリル塗料やフッ素塗料など多岐に渡った素材が採用されています。

外壁塗装の塗料の種類やグレード

外壁塗装の塗料にはグレードがあります。そのグレードは、塗膜の寿命である耐用年数で決まってきます。
もちろん、グレードが上がれば工事の価格が上がりますのでどのグレードの塗料を選ぶかでコストは大きく違ってきます。
とはいえ、その違いは専門的な知識を持っている業者でなければ理解が難しいのも事実です。
その点を突いて不当に高い工事費を要求したりインターネットで公開したりしている悪徳業者もいるので注意が必要です。

外壁塗装の塗料の分類において注意すべきこと

塗料の分類において、価格の違いに表れるのはグレードだというのが外壁塗装業界の一般的な考え方です。
先述の通り、塗料のグレードは塗膜の寿命に直結するものですので基本的には「工事費が高い=寿命が長い」ということになります。
その塗料のグレードの順番ですが、「アクリル」→「ウレタン」→「シリコン」→「フッ素」の順にグレードが上がっていきます。
これは特殊な成分を混ぜていないという条件の順番なので、あくまで参考レベルの考え方になります。

塗料のカテゴリーによる分類

塗料のグレードは「樹脂」の種類による分類がベースにはなっていますが、本来抑えておきたいのは塗料の「カテゴリー」による分類です。
そのため単純に塗膜の寿命だけが基準にはなりません。
この「カテゴリー」による分類を知ることで、自分の家の外壁に相応しい塗料が見つかるようになります。
先述の通り、外壁塗装の塗料の樹脂を基準にした分類では、「アクリル」→「ウレタン」→「シリコン」→「フッ素」の順番でグレードが上がっていきます。
これは単に、膜の寿命による分類ですが、その前に塗料をカテゴリーで分けていくとどのようになるのでしょうか。

 ①水性塗料と油性塗料による分類

マジックペンや絵の具などと同様、外壁塗装の塗料には「性質」というものがあります。この「性質」は「水性」と「油性」に分けられます。
この水性・油性の違いというのは、塗料を溶かしている液が何かで変わってきます。
いわゆる薄め液(溶剤)と呼ばれるものです。
つまり、水性塗料は水を入れて薄めますし、油性塗料は塗料用シンナーを入れて薄めます。
このシンナー、英語の「thin(薄める)」から来ているものです。
また、水性・油性それぞれに先述したようなランクがあります。
油性の溶剤であるシンナーには、その強さによって種類があり、とてもにおいがきついシンナーを「強溶剤」、においが少なめの弱いシンナーを「弱溶剤」と呼んでいます。
この中でも強溶剤はさらに細かく分類されていて、「ラッカー系」「アクリル系」「ウレタン系」などがあります。ですが、現在の一戸建て住宅の外壁塗装では強溶剤を使うことはほぼなくなっています。

②艶あり塗料と艶消し塗料による分類

外壁塗装の塗料の中で一番注意すべきなのが塗料の艶があるかないかです。
外壁の艶というのは、素人からするとあまり気にならないかもしれませんが、比べてみると仕上がりで大きく変わってきますので注目しておいたほうが良いでしょう。
艶のあるなしは、メーカーが製造した段階の塗料によって決まっているので、依頼主の希望によって配合を変えるというものではありません。
また、水性・油性の性質も関係ありません。
塗料によっては艶消しにできないものもあり、艶のあるなしは塗料を決める段階で決まってしまうわけです。

なので、艶消し塗料は艶あり塗料に添加剤を使用して無理やり艶を消している状態です。
リシンのような一部の吹き付け用の塗料は、もともと艶がない塗料ですが、多くの艶消し塗料は調整剤(添加物)を混合させることで艶が出ないように調整しているものです。
この調整剤のことを「艶調整剤」と呼んでいるのですが、大手メーカーから業者が仕入れる艶消し塗料の場合は専用の艶調整剤が使用されています。

DIYの場合はフラットベースという艶調整剤を使用します。
この艶調整剤を使用することで、塗膜の表面に細かいでこぼこができます。
このでこぼこな形状が光を分散反射することで艶がないように見えているのです。
ここで覚えておきたいことは、艶消し塗料は添加剤を使用していることから、塗膜の強度が落ちてしまうことです。
当たり前の話ですが、添加物を混ぜていない純粋な塗料の方が強度は強くなります。
艶を消すことで独特の風合いが出るのは確かなのですが、耐久年数やコストパフォーマンスについて考慮すると艶有り塗料のほうが優れているともいえます。

③1液型塗料と2液型塗料による分類

最後に1液型塗料と2液型塗料について説明しておきましょう。
1液型塗料とは、缶が1つで封を開けてそのまま塗装ができる一般的な塗料の総称です。
一方2液型塗料とは、缶が「主剤」と「硬化剤」の2つに分かれていて、それらを混ぜ合わせてから塗装するタイプのものです。
このような2種類の素材を使うものでは、髪の毛を染めるカラーリング剤がありますが、わざわざこのような手間をかけるには理由があります。
1液型塗料は扱いやすいのですが、性能は標準的です。
一方で2液型塗料は計量の手間など面倒なこともあるのですが、性能は1液型塗料よりも高くなります。
そのため、しっかり塗装をするのであれば、2液型塗料を使用してもらうのが良いでしょう。

その他の代表的な塗料

最近は技術が進み、さまざまな塗料が販売されています。
塗料も化学製品の一種ですから、年を追うごとに新たな性能が追加されていきます。
セラミック系は、技術の進歩が著しい種類の塗料です。

超耐久低汚染型一液水性セラミックシリコン樹脂塗料(エスケー化研株式会社)
セラミックとは「焼いて固めたもの」という意味で、陶器や磁器などに使用されます。
建築素材としては、タイルが一番有名でしょう。
実は、塗料の成分としてはセラミックというものは無関係だったのですが、セラミックを利用した塗料が2種類開発されて利用されています。
1つが、主原料はその他の塗料でその中にセラミック成分を少しだけ混合させたものです。
セラミックを混合することで外壁が汚れにくくなり、静電気も発生しにくくなるという効果が得られます。
空気中のチリやホコリを吸い寄せないですし、セラミック成分が外壁表面に浮き出るようになるので雨が汚れを洗い流してくれるというわけです。
このようなセラミックを混合した塗料が活躍する場面というのは、雨量が多い地域で外壁に雨の筋ができやすい地域、交通量が多く汚れがつきやすい地域、軒先がない建物など、環境の状態をモロに受けてしまう地域です。
このセラミックを混合した塗料は「ウレタン」→「シリコン」→「フッ素」というグレードがあります。
もうひとつのセラミックの使い方は、セラミックを細かく砕いて吹き付けて、その表面をクリヤー塗装で保護するという形式です。
こちらは正確には塗料ではないので、「石材調仕上げ塗材」と呼んでいます。
ここで注意したいのが、セラミックの良いイメージを悪用した「セラミックは耐熱性・耐候性・耐久性などに効果がある」という宣伝文句です。
この場合、効果がゼロではないのですが、実はそれほど大きな効果が得られるわけではないので、その質感をどうするかによって検討すべきかどうかを決めるのが良いでしょう。
続いては遮熱塗料についてです。
遮熱塗料とは、太陽光の近赤外線成分の反射率を上げることで、外壁の表面温度が上がり過ぎないようにする塗料です。
遮熱塗料は、太陽光が当たった部分にのみ効果が出るので、曇っている日や雨の日は効果がほとんどありません。
また、夏の温度上昇対策には効果があるますが、寒い冬場にはその効力を発揮しません。
とはいえ、逆に寒くなってしまうこともありません。
この遮熱塗料を使うことで、室内の温度が最大で2℃ほど下げる効果があるといわれているので、高温が続く地域では活躍の場が増える塗料といえます。

最後に、ラジカル塗料(ラジカル制御技術)を紹介しておきましょう。
このラジカル塗料は、現在の外壁塗装の世界で注目されている最新トレンドの技術です。
ラジカル塗料の特徴は、塗料のチョーキングを抑える技術が入っていることから、塗料の寿命が長くなるということです。

このラジカル塗料を開発したのは、日本ペイントという会社で、「パーフェクトトップ」シリーズとして発売されています。
このシリーズはアクリル樹脂なので、シリコン成分が入っていないことから、「新時代のアクリル樹脂塗料でシリコンを超える!」という謳い文句で発売されていましたが、最近は「アクリル」の文字がなくなり「ラジカル」を主張するようになってきています。
ちなみに、追随するほかのメーカーは、新型のシリコン塗料に「ラジカルを抑える…」という謳い文句を加え、独走状態に歯止めをかけようとしています。
この切磋琢磨が、外壁塗装の塗料の技術の向上につながっています。

塗料のセレクトは専門業者と協力して行おう

このように外壁塗装の種類はさまざまですが、どのような業者に工事を依頼すればよいのでしょうか。
まずは、資格を持っている営業パーソンがいる業者はポイントが高いです。
営業パーソンの名刺に「外装劣化診断士」「雨漏り診断士」などという資格が掲載されている場合は、その人自身が塗装に関する知識を豊富に持っていると考えて良いでしょう。
これらの資格について詳しく知りたい場合は、直接聞いてみましょう。
そこでスラスラとどういう資格でどういう目的で取得したかを話せる営業パーソンは、勉強熱心なことがわかりますし、塗料についてもわからないことを丁寧に教えてくれるはずです。

続いて、劣化している外壁部分をわかりやすく説明してくれる営業パーソンも高ポイントです。
単に「外壁が劣化しています」では素人目には何もわかりません。
劣化していない部分も同時に塗装されて、高額の費用を請求されても気づかないことがほとんどです。
しかし、優良業者の営業パーソンは、必要以上の工事をしようとはしません。
これまでの経験と実績から「外壁のこの部分が劣化しているので、そこから雨水が浸入して家の内部を侵食する可能性があります。
その前に、「外壁の伸縮に耐えられる塗料を使って工事をしましょう」と具体的に提案をしてくれます。
外壁塗装は安い買い物ではないので依頼する側も不安がつき物だと思います。
そんな時に信頼できる営業パーソンがいると、どんな細かいことでも納得するまで質問することができます。
逆に、いろいろな質問をした時に嫌な顔をする営業パーソンがいたとしたら、お客様目線での提案はしてもらえないかもしれません。
そして最後に、住宅の状況を把握して提案をしてくれる営業パーソンです。
とはいえ、極端な値下げを行ってくる場合は注意が必要です。
これは手抜き工事につながる可能性があり、後々大きなトラブルになってしまいます。
塗料の原価や足場代・人件費など、どうしても削りようがない費用まで削ってきた場合は、いくら安いとはいえ断ったほうが賢明でしょう。
また、自然災害が原因の外壁の劣化は火災保険を活用することで、自己負担額がゼロになる可能性があります。
そのような知識を持っている営業パーソンですと、より良い提案をしてくれることでしょう。
最終的には、営業パーソンとどのような塗料を使った工事を進めるかを決めていくことになります。
なので、優良業者を見つけるが外壁塗装を成功させる鍵となります。

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