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外装塗装における足場とは何なのか?足場の重要性

屋根や高い外壁などの塗装に必要不可欠なのが、足場の存在です。足場とは、高い場所であっても職人がいたい場所に足を置ける便利なものです。外壁塗装の際に、ずっと壁にへばりついているわけにもいかないので、この足場があるわけですが、職人の荷物を置く場所としても重宝するものです。実はこの足場、素人にはなかなか区別がつきませんが、様々な種類があります。そこで今回は、外壁塗装における足場について解説していきます。

 

足場の種類

足には、木材を利用した丸太足場や金属管を利用した鋼管足場があり、以前は一戸建ての外壁塗装をする際には丸太足場が使われることが一般的でした。しかし、最近は一戸建ての塗装でも安全性や環境を考慮して、鋼管足場が使われる頻度が高くなっています。

 

かつては利用頻度が高かった丸太足場ですが、材質が木ですから劣化が早いという問題がありました。しかも、木材の中の劣化が一見しただけではわからないので、材質が一定の強度にならず、足場を組んだ時に強度計算がしづらいという問題がありました。一方、鋼管足場は金属管を使用することから、材質が一定で強度計算がしやすく耐久性があるというメリットがあります。また丸太足場は木材を切って加工するため、環境への配慮うという意味においても、鋼管足場の方が良いと考えられています。

 

これらの足場を組むために、様々な法律が制定されています。これは、『労働安全衛生規則』というものに書かれているのですが、足場を組み立てる場合は、その足場がしっかりとした構造になっていて、構造に適合し強度があり、安全が守れるものが絶対条件になっているということです。足場が崩れてしまうと、職人がケガをするのは必至ですので、このような法律を定めて安全を確保するよう業者に促しています。

 

鋼管足場の組み立てに必要な資格がある

このような法律に加え、鋼管足場の組立には『足場の組立て等作業主任者』という足場の組立・解体・変更の作業ができる資格が必要です。この有資格者がいない業者は、外部の足場業者に足場の組立を頼むことになってしまうことから、工事費があがり作業日数も1日遅れるなど、塗装工事の予算とスケジュールに大きな影響を与えます。

この足場の組立て等作業主任者の資格を取得するには、足場の組立作業の知識はもちろん作業者に対する教育の知識なども学ぶ必要があります。受験対象には「満21歳以上で足場作業に3年以上従事した経験がある」もしくは「満20歳以上で、大学、高専、高校、中学において土木、建築又は造船に関する学科を専攻、その後2年以上足場作業に従事した経験がある」という条件があり、受験できるのは工事現場での作業経験者に限られています。

 

足場の種類の詳細

では、足場の種類をさらに細かく見ていきましょう!!!!!

  • 丸太足場

日本の住宅というと、古くから木材が使われてきました。そのため、足場も木材で組むことが一般的でした。木材を使った丸太足場は、スギやヒノキなどの細長い木材を組んで仮設足場にするのですが、現在は安全性の観点から鋼管足場を利用することが多くなってしまいました。しかし、低層の建物や足場を急いで組まなければならない場合は、今でも丸太足場を使用しています。

また、鋼管足場が組めない場所や神社仏閣等の文化財の工事においても、まだまだ現役で利用されています。丸太足場のメリットとしては、鋼管足場にはできない自由な足場を組めることがあります。これは、必要に応じて丸太をすぐに切ることができるからです。また、木材の特性上弾力性があることから、住宅の外壁に影響が出にくいというメリットもあります。

  • 枠組足場

鋼管足場の一つで、鋼管の枠組みを別の場所で終わらせてユニットとして使用する足場です。

  • 単管ブラケット足場・一側足場

鋼管足場の一つで、内柱を交互に設置することから、足場内での作業がしやすいといわれている足場です。足場の調整もしやすく設置時間も短いですが、鋼管の本数を調整できる反面安全性や耐久性は低くなってしまいます。

  • くさび式足場

鋼管足場の一つで、低層~中層の建物に対応できる足場です。くさび式足場の特徴は、足場を設置する敷地が狭い場合や、建物の形状が複雑な場合でも、自由に組み立てが可能だということです。部材がユニット化していることから、組み立てと解体が簡単で、工期の短縮・コストの削減ができることから多くの現場で採用されています。

  • はね出し足場

ちょっと特殊な足場ですが、高所の軒どいの補修など普通の足場では届かない場合の工事の場合には、この足場を使います。これは、窓から単管を組んで空中に足場を作るはね出し足場が採用されます。

足場代の費用はどれくらい?

塗装工事を行う際には必ず足場を組むことになるので、足場の費用も負担することになります。この足場の費用は、単価と平米数を掛け合わせて計算します。ここでは、単管足場を例にとって相場を見てみましょう。単価相場が600~800円なので、その単価に平米数をかけると以下のような金額になります。

 

  • ●10坪(33.06㎡)の場合…2~3万円くらい
  • ●20坪(79.2㎡)の場合…5~6万円くらい
  • ●30坪(118.8㎡) の場合…7~10万円くらい
  • ●40坪(132.23㎡)の場合…8~11万円くらい
  • ●50坪(165.29㎡)の場合…10~13万円くらい
  • ●60坪(198.35㎡)の場合…12~16万円くらい
  • ●70坪(231.4 ㎡)の場合…14~19万円くらい
  • ●80坪(264.46㎡)の場合…16~21万円くらい
  • ●90坪(297.52㎡)の場合…18~25万円くらい
  • ●100坪(330.58㎡)の場合…20~27万円くらい

 

足場がいらない外壁塗装もある?

足場は外壁塗装の際には必ず組むものですが、実は足場を設置しないケースがあります。これは「無足場工法」という足場無しで外壁塗装をする方法で、屋上からロープでぶら下がって空中で作業を行うものです。ロープでぶら下がっているだけなので、不安定な中で塗装をすることになりますから、かなりの熟練度が必要な工法です。この方法はブランコに乗っているように見えることから「ブランコ塗装」とも呼ばれていますが、すべての塗装業者ができるわけではありませんので注意が必要です。

このブランコ塗装を行うのは、足場を組めない場所で塗装をする場合に限られます。足場を組まないのでコスト的に削減できますし工期も短くなります。しかし、上述の通り対応できる業者が少ないことと、命綱がロープ一本なので常に危険と隣り合わせの状態で仕事を行うことになるということです。

 

足場代には落とし穴がいっぱい?

足場代はそれなりの金額がかかってしまいますが、この足場代をサービスするという触れ込みの業者があります。このようなキャッチセールスは、信じて良いのでしょうか?平均的な一戸建ての塗装工事で必要な足場代は10万円前後ですから、この金額が無料になるというのは依頼主からすると魅力的なものです。

しかしこれは、足場代をサービスして他の塗装工事の費用に足場代を含めて、見かけ上サービスしているようにしているだけです。外壁塗装工事で足場を組む目的は、まずは職人の安全を確保すること、そして塗装がしっかりできることですので、塗装工事には必要不可欠なものです。この部分を「サービス」で片づけてしまう業者には注意が必要です。

 

塗装現場でわかる良い業者・悪い業者の違い

足場を組んでいよいよ塗装工事の開始となるわけですが、現場の作業風景を見れば、塗装業者の良し悪しがわかるものです。塗装工事の最初の作業となるのが、足場の組み立てとメッシュシート張りです。塗装工事を無事に行うためには、この2つの作業は必須といえます。この下準備がうまくいかなければ、その塗装工事自体うまくいかないと考えても良いでしょう。そのため、この足場の組み立てとメッシュシート張りを見れば、その業者がどのような姿勢で仕事に向かっているかがわかります。

 

塗装工事における足場の大きな役割

 

上述の通り、塗装工事において足場の最も大きな役割は、職人の安全を守ることにあります。一戸建ての場合でも、高さ5メートルの場所に1日中いることになるわけですから、安全が確保されていなければ仕事に集中できません。良い仕事をするためには、足場で安全が確保されていること、業務に支障がない環境ができていることが欠かせません。そのため、この足場の設置を雑に行っている業者は、職人の仕事について深く考えていないと想像できます。

 

足場組みは足場のプロに任せるべきなのか

 

このように足場は塗装工事にとって大切なものなので、一般的には足場の組み立ては、専門の足場屋が行うことになります。塗装工事の現場で使用する足場には様々な種類があるため、施工する住宅や範囲に合わせて、使用する単管の数や間隔などをしっかりと計算し、安全を確保した環境を作らなければいけません。この計算はやはり実績に頼る部分もあることから、専門の足場屋のように数をこなしている会社が入っていると安心です。

しかし、工事費の節約のために塗装業者が足場を組むケースがないわけではありません。これは、塗装業者が足場代を依頼主に請求しておきながらも、足場屋に払う経費を利益にしてしまおうと考えた場合に起こってしまうことです。この場合、安全性の低い丸太足場にされたり、ホームセンターで買ってきた安い単管で足場を作ったりするなど、明らかに素人が組んだような足場になってしまいます。塗装業者が取得できる資格に「一級塗装技能士」というものがありますが、この資格があったからといって足場を上手に組めるわけではありません。工事を行う前に、「足場は専門業者が組みますよね?」と念を押しておきましょう。

 

塗装工事における重要ポイント「メッシュシート」

 

足場のほかに、塗装工事で重要なポイントになるのがメッシュシートです。塗装工事におけるメッシュシートの役割は、「職人の落下防止」と「塗料の飛散防止」です。隣家の境界線との距離が近い場合や、挨拶回りに行った際に許可が取れなかった場合を除いて、メッシュシートを張るのが一晩的です。ここでも足場と同様に、メッシュシートの扱いが雑な業者には要注意です。工事費の節約のために、家全体にメッシュシートを張らず一部だけに張ったり、薄くて目の粗い安全性の低いメッシュシートを張ったりする塗装業者もいないわけではありません。

では、このように不安定な足場やスカスカなメッシュシートが張られた状態で塗装工事を行った場合に、万が一何かしらの事故が起こったとしたら、誰が多くの損害を被るのでしょうか。一見、塗装業者が損害を被るように思うかもしれませんが、実は依頼主の責任が一番重くなってしまいます。職人がどんな環境(たとえ足場が悪かったとしても)であれ、塗装の仕事においてはしっかりやっていたとしましょう。

その中で、無理に手をのばし足場から落下してしまったり、塗装の塗り間違いが発生してしまったりした場合、一番の被害者となるのは間違いなく依頼主です。足場やメッシュシートの質を落とすといった、安全の確保をしっかり行えない業者は、塗装においても良い仕事ができないことは容易に想像できます。

 

 

足場やシート張りの作業は誰が行うかを確認する

このようなトラブルを回避するために、最初の契約時にどの様な足場を誰が組むのかどこまでメッシュシートを張るのかといった細かい部分まで確認しておくようにしましょう。ちょっと専門的な話にはなってしまいますが、依頼主からこのような話が出ると、業者側としても油断ができなくなります。優良業者でも身が引き締まる思いになることでしょう。せっかく高級な塗料を使っても、足場やメッシュシートなどの下準備の部分で問題が発生してしまっては、後々のトラブルにつながりかねません。

そのためにもおすすめしたいのが、契約する前にその業者がどのような工事を行っているか見学をさせてもらうことです。現場を見れば、どのような職人がどんな姿勢で仕事に向かっているかわかりますし、足場やメッシュシートの状態もチェックできます。逆に、見学を拒否する業者だとしたら、それはそれで問題があるので契約をしない方がよいでしょう。

塗装工事を成功させるための第一歩は、優良業者を見つけることです。そのためには、ある程度の予備知識を依頼主側も身に着けておく必要があります。

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